全体の圧力とエントリーの形しか見ていない。+10pips取れるかどうかの判断をしていない。
本末転倒だ。
一番重要なのは一瞬でストレスなく+10pips取ることだ。
「それ本当に+10pips取れるの?」
誰かが囁いた。
初めての質問だった。
いや、以前にも聞いた事があったかもしれない。
とにかくシンプルで具体的だった。
質問に力があった。
もちろん過去にも、もう一人の自分からのささやきはたくさん聴いてきた。
そのほとんどは、
「そこで本当にエントリーしていいの?」
だった。
抽象的だった。
力が無かった。
ここ最近は、
「指標なしのランチタイムだけど、エントリーしていいの?」
とか
「ボラないよ!そんな時に高値や安値のブレイクはダメだよ!形に騙されんなよ!」
「大きな指標前だよ?大丈夫?」
「まともなスクイズないよ!飛びつくなよ!」
「節目に対して試しがないよ!焦んなよ!」
などと、昔よりはマシになってきた。
しかし、
「+10pipsとれるの?」
と言う質問はより具体的で力を感じる。
もう一つ付け加えれば、
「5分以内に+10pips取れるの?」
の方が更にいいかもしれない。
エントリーの瀬戸際はいつも天使と悪魔が囁いてくる。
しかし、エントリー後の決着が着くまでは、どちらが天使でどちらが悪魔か区別がつかない。
勝率は結果論として、自分の判断が揺るぎない時は、天使も悪魔もいない。そこに居るのは自分だけ。
ただただ、1pipsのブレイクを息を潜めて待つ。呼吸も自然と浅くなる。
正にスナイパーの様だ。
いや、野生動物のチーターが正に獲物に飛びかかる寸前で腰を下ろしたシーンかもしれない。
乗り遅れまいと、周りの音も聞こえないくらい集中する。逆に誤ってフライングエントリーしないかどうかの方が心配なくらいだ。
本当は天使と悪魔が囁いてる時点でダメなのかもしれない。自分は迷っている。
市場はどうだろうか?きっと迷っていることだろう。コンセンサスは取れていない事だろう。トレード中の人は浅瀬でサメと戯れているかもしれない。
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