徒然なるままに
雨風を凌げて、長い時間空腹を感じる事もない。
鳥が寝ている時でも世界を見渡す事が出来る。
蛇口を捻ればお湯が出て、暖かい布団で眠る。
お金と時間さえあれば、想像もつかないくらい遠くまで行ける。
文明の中で生きている人々は、
自分が自然の中に生きていて、
自分もその自然の一部である事をほとんどの時間思い出せずにいる。
今日の寝床や食事に簡単に有り付ける環境は、この重大で必要な物事を当たり前に感じ、
それに比べれば重要でない些細な事に日々
悩まされる。
ほとんどの生命は他の生命の存続を助ける世界に生きていて、皆なんらしかの役割を担っている。
自分の命を繋ぐか、また別のものの命を繋ぐために命を落とす。
私たちは誰かの損が誰かの得になる様な、また別の世界で生きている。
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