2015年11月5日木曜日

ボルマン70ティック手法 ― 私の利益確定ルール(+10pipsの利益確定にならない場合)

ひとつめはエントリーでよくある悩みが、スリッページなどエントリーレートが自分の思惑とずれたときに、教科書の利益確定は固定で+10pipsというルールをどうとらえるかだ。+10pipsの考え方は大きく分けて2つあると思う。

1. 注文レートに表示される含み益の+10pips

2. 70ティックチャートの自分が想定したエントリーから+10pips

1番の場合は人によってはブラケット注文(新規注文時のOCO同時注文)やOCOなどの指値を入れてあって、放置でいいだろう。操作的には楽だ。しかし、自分のお勧めは2番だ。

理由は1チャート上でぴったり+10pips(セットアップのブレイクラインから+11pipsのところ)で大きく反転して、トレーリングストップやLCに引っかかった時の心理的ダメージは想像以上に大きいからだ。

今現在、多くのFX業者は時間帯や指標時を除けばEUR/USDのスプレッドは大体0.5pipsだろう。
ということはぴったりエントリーしてもエントリー時には-0.5pipsなのだから、そこから+10pipsだと+9.5pipsだ。この1トレードあたり0.5pipsをどう見るかにもよるが、月に100トレードして上手く勝率50%で50トレードが勝トレードだとしたら25pips変わってくる。10,000通貨だったら約3,000円10万通貨だと3万円。

自分の場合この25pipsよりも心理的ダメージによってその後のエントリー判断に悪い影響を及ぼしそれ以上のマイナスを被る可能性の方が大きいと思う。また、これを言ってはおしまいだが、最近はボルマンが本を書いている時よりボラが低い可能性もある。実際ボルマンはユーロドルマーケットの1日の平均レンジは150ピップスとボルマン著(教科書)の19ページで書いている。読者がこの投稿を見ている時のボラティリティはわからないが、ここ数年はこれより平均レンジが小さい環境も多く見受けられる。

付け加えて、チャート上で+10pipsということは+10pipsになった瞬間なので順行方向に向かっている瞬間になるので順行方向へのスリッページも見込める可能性がある。エントリーはダブルの圧力で+10pips以上利益が見込める前提だからだ。

ここからは上級者向けだが、状況次第では目標の+10pipsまでの最後の1pips下で高値がそろっているときなどは尚更で、この状況がBBエントリーの様な状況であれば、ルール違反だがさらに+アルファーの利益を見込める場合もある。ブラケット注文で予め+10pipsと決まっていたらそれを狙うことは出来ない。指標時で思いのほか勢いがいい時もある。

人によってはブラケット注文の環境にない。実際自分も今は70ティックチャートでのエントリーは10,000通貨でGMOクリック証券を使っている。ロスカットの同時注文はあるが利益確定は成り行きでするしかないと思うので参考にしてほしい。


その他の環境として、+10pipsの前に前回の高値や安値を超えることができなそうなときや、大きな節目(00レベル50レベル20レベル)が立ちはだかっている時は、前回の高値や安値、大きな節目(00レベル50レベル20レベル)で手じまうのが正解になる時もある。

また、大きな指標が近付いている時やランチタイムに向かってボラが著しく減少している時、USオープンなどのリバーサルタイムの可能性を秘めている時も常にルール通りというわけではなく、良く手仕舞いの仕方を考えた方がいいと思う。


賛否両論あると思うので、あなたの意見も聞かせてほしい。





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